おうちパン研究家 岩田 緑 の ブログ
 
自宅でパン教室してます http://green2005.run.buttobi.net/
 


ベーグル

予告どおり、同じ配合でベーグルを作りました。
成形は「ひねりなし」で、ふっくらコロンと焼きあがり。
問題:写真の4つのベーグル、「右列」と「左列」で雰囲気が違うの分かるかな?



成形直後(ひねりなし)。
大きすぎると娘からクレームがあったので、子供用は75gに戻しました。



ケトリング直前、発酵した生地の様子。
ふっくら可愛く膨らんで、お行儀よく順番待ちしてるみたいです。



答え:ケトンリングの違いでした。
まずは前回と同じく「返しなし」でケトリングしたほう。



普通どおり途中で反転した「返しあり」のほう。
つやつやした天使の輪が見えます。


ケトリングは「返しあり」のほうが、オモテ面がしっかり熱湯に浸かるため
ツヤがきれいにでることが分かりました。
「返しなし」のほうは、途中でちゃぷちゃぷ沈ませてあげるだけなので
ややマットな仕上がりでした。


* * * * *



ケトリングについて(結論)

レシピどおり「返しあり」のほうがベーグルらしく仕上がるようです。

ここ最近、おうちベーグルは「返しなし」でケトリングしていました。
我が家のオーブンは、「返しなし」でもそこそこいい感じに仕上がるのですが
ちゃぷちゃぷ沈ませるときに、オモテ面にレードルの跡がつきます。
焼成でパーンと張るから、消えて気にならなくなりますが
過発酵気味のときは少し跡が残ります。

この違い、例えて言うなら・・・
「返しあり」は『卵を塗ったときのツヤ』、「返しなし」は『牛乳を塗ったときのツヤ』。
裏技として知ってて損はないと思います。
時と場合とお好みにより、使い分けるといいですね。
ベーグル教室は、これまでどおり「返しあり」でやります。



2010年8月26日(木)17:36 | トラックバック(0) | コメント(2) | おうちパン研究 | 管理

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コメント

なるほど!

ケトリングの返しで、そんな違いが出るんですね。
ホントにいつも、勉強になります。

私はウーヴリエでベーグルを焼く時は、いつもライ麦を少しと
クルミを入れて焼いてます。焼き色をこんがり濃い目につけると
香ばしくて美味しいので気に入っていますが、キタノカオリを
混ぜたら、ボリュームが出てそれも美味しそうですね。

色んな粉の配合を変えて焼き比べるのって、楽しいですね。

お葉書、ありがとうございました。
すごく嬉しかったです♪


 by nato | 2010年8月26日(木)22:06

こちらこそ!

■natoさんへ

このようなつたないブログを見てくださって、本当にうれしいです。
まだまだ勉強中なので、温かく見守ってください。

natoさんはウーヴリエ単独でライ麦入りベーグルを焼いてらっしゃるんですね。
くるみ入りで香ばしさを出したら、クラストがとってもおいしそうです。
キタノカオリを少し加えるとボリュームが出ます!
機会あればぜひお試しください。
粉の違いは本当に面白いと思います。

そうそう、ケトリング。
ややマットな「返しなし」の焼き色も好きだったりします。
いつもと違ったことをすると、正しい結果になるかどうかは別として
違った目線で考えて、思いもしなかったことに気づくことができるので
これまた、楽しいなと思ってます。

また連絡くださいね!


 by das Licht | 2010年8月27日(金)22:51


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