おうちパン研究家 岩田 緑 の ブログ
 
自宅でパン教室してます http://green2005.run.buttobi.net/
 


2010年8月10日を表示

天然酵母のカンパーニュ

一応、食べれるモノにはなりましたが、全然おいしくなかった。
「門外不出」。
とてもよそ様には出せない代物でした。


どうしてこんなことになったのか。
とっても興味がわいてきて、もう調べたくてウズウズしています。

衝撃の写真、まだまだ続きます。

左上:パンチ後、やっと膨らんできたと思ったら、突然の亀裂。
左中:膨らみは全然足りないのに、指穴は残ったまま。
左下:これが一番悲しかった。分割後に丸めようとしても、異常にベタつき、全く張らない。
張らせるのに必要なものが存在しない感じ。
かなりのショックで、とりあえず冷蔵庫で長めにベンチタイム。



右上:発酵かごに入れたところ。
キャンバス地にライ麦多めにふって、めん棒で生地を伸ばして、端から巻くだけの成形。
右中:ひと晩明けて、少し膨らんだ。
右下:クープを入れる直前。

どうです、この危険な写真。
出来上がったパンについて、知りたいですか?


・ものすごく重い。
・まるで木材をノコギリで切っているような硬いクラスト。
・そのまま食べる気にはならない重たいクラム。
・とげのある酸味、すっぱいパン。

自然な笑顔が生まれない食卓でした。
食事の後半、娘が歯が痛いと言い始めました。
野菜と食べるとドレッシングになると冗談を言う主人。
パン粉にすると隠し味的な旨さになるんじゃない?とも言った。
燃えるごみの日だったので、手付かずのパンも生地種の残りも全部出しちゃった。


* * * * *



18日前の教室の残りのレーズンエキスを使って、同じライ麦1割のカンパーニュを作りました。
エキスはやや酸味が出ていましたが、そのまま使用。
砂糖なしで、バターを少し加えました。
あんなパンの後には、余計ふんわりしたパンが食べたいからね。



1次発酵7h(室温32℃)、2次発酵2h(室温30℃以下)。

このふんわり膨らんだ生地を見て、どれほど安心したか。
エキスは冷蔵庫に入れっぱなしだったのにね。
生地種より本当に簡単で、安心です。



分割して丸める作業も、普段どおり、特別べたつくこともなく、しっとり扱いやすく気持ちいい。布どりのなかで2次発酵して、クープにはバターを入れました。

実家に帰省する日が近づいてきているので、生地種はしばらくお休み。でもって、いろいろ勉強したいと思ってます。




どんな新しい事実に出会えるかと思うと、カーッ、わくわくするー。



2010年8月10日(火)21:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | おうちパン研究 | 管理

かぼちゃベーグル

インスタントドライイーストで作ったベーグルです。

娘の登校日にあわせて、美容室を予約。
髪をカットして軽くなりました。
シャンプー台に座ると、かつて勤めていた会社のビルが目の前に見えます。
平日の昼間に、好きなときに、気持ちよくシャンプーしてもらいながら
同期入社の○○くんや、○○さん、どうしているかなーと、いつも懐かしく思い出します。



寄り道しながら帰宅して、スーパーでかぼちゃを買いました。
優しい黄色いベーグルが食べたいな。
レーズンの甘みも欲しい、なんて考えながら車を走らせます。

お昼過ぎると急に空が暗くなり、強い雨。
雷も鳴り響くなか、かぼちゃやくるみの下ごしらえをして、イーストのベーグルを作りはじめました。



かぼちゃは適当な大きさに切って、キッチンペーパーを敷いたお皿に並べます。
ラップをかけてレンジ3分ほどかな。
丈串が通ればOK。
冷めてから、皮の部分を切り落とします。
手のなかでみるみる優しい黄色に染まるパン生地に、レーズンとくるみを混ぜ込む。



プレーンなパンと、このベーグル、2つ食べれるように小さめの9分割。


ケトリングはひっくり返さず、焼成は210℃で12~13分。
ふっくら、かわいく焼きあがり。
車のなかで思い描いた優しい黄色のベーグルができました。


* * * * *



生徒さんから質問があったので、ここでご紹介します。
夏場のベーグルは発酵が早くてきれいに焼きあがらないことがあると思います。
そんなときは、イーストを1g減らしてみてください。
ガスも気にならず成形できるし、仕上げ発酵の見極めも慌てなくて大丈夫ですよ。
発酵時間は普段より5~10分長くなるかなってくらいです。
このベーグルは、さつまいもベーグルをベースにしてイースト1g減らしました。
参考にしていただければ。



2010年8月10日(火)16:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | おうちパン研究 | 管理


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