おうちパン研究家 岩田 緑 の ブログ
 
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2010年6月16日を表示

天然酵母のライ麦パン

これも、70%のライ麦パン。

前回との違いは、「酵母」です。
レーズンエキスじゃなくて、生地種を使いました。

発酵時間が半分ほどになるから、トータル5時間ほどで完成。早!


肝心なのは、味ですよね。
夕方、落ち着いたころにスライスしてみました。
とてもしっとりで、風味もよくて、酸味は後からふわっと心地よく。
生地種とサワー種がうまくまとまってくれたような感じです。
主人は「香りは酸味があるけど、味は酸っぱくないよ。おいしい」って。

もっと美味しくするからねー。

発酵の見極めとか、成形も煮詰めていきたし。
ライ麦70%で充分ドイツパンらしい食べ方できるけど、まだ増せそうだし。


* * * * *


おうちパンだから 「作りやすくて」

おうちパンだから 「ちゃんと美味しいものを作る」っていうのが大事です。



2010年6月16日(水)23:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | おうちパン研究 | 管理

天然酵母のスコーン

迷ったのよねー。
ブログに載せるかどうか・・・。
でも、写真がどこかへ行っちゃう前に記録に残しておこうと思いました。
せっかく挑戦したんだし。


半年ほど前かな~。
「世の中には自家製酵母のスコーンがあるそうな」と知って、想像していました。

①どんな味かな・・・。バターの香り? しっとり感、食感は?

②酵母をどう利用するのかな・・・。
生地を発酵させるならグルテン膜は必要?捏ねる?
それとも焼成で一気に膨らむ感じ?
どんな状態で生地に入れるの~?

とにかく食べたことがないから、①は想像の世界。
②の理屈の方がどうにも考えがまとまらず、手が出せなかったです。
パンと違って、スコーンは捏ねないからね。
それにバターがゆるまないように生地を作るくらいだから
パンみたいに発酵させたらベタベタしそうだし。


今回の生地種を使って、やっと、やっと、挑戦してみました。



とりあえず、いつものスコーン配合を基にして。
バターと同じタイミングで生地種を粉と馴染ませてみました。
バサバサのパサパサ。
こんなんで、生地種くんはちゃんと仕事してくれるの?
不安いっぱいで、長めに冷蔵発酵してみることにしました。



40時間後、翌々日の朝、もういいだろうと生地を開けてみると・・・。
ぷにぷにっと生地が繋がってる。
弾力もついてきてる。
やばいよー。

もはやスコーンの生地とは違う、重たいパン生地的な・・・。
型抜きしても、妙な抵抗を感じる。



さー、焼きあがりです。

膨らみが足りない菓子パンのよう。
サックリ感がなくて、ややもっちり感。
40時間のうちに糖が減ったみたいで甘みやや薄。
味、食感、見た目、全てにおいて 「20点」!

食べれます。
言うほど酷い食べ物ではないのですが
「自家製酵母のスコーン」という響きから想像していたものとは
全然違うものになってしましました。

* * * * *


この挑戦で分かったこと。
発酵中に生地が変化する力の凄さ。
冷蔵にも関わらず、捏ねなかったにも関わらず、こんなに変ったこと。
めちゃめちゃ驚きでした。

しかし、スコーンはベーキングパウダーでいいんじゃないか。
パン作ってるからって、スコーンまで酵母で作るのはどうなんじゃろか。
冷蔵発酵の時間を短めにしたら違ってくる予感はする、け・れ・ど・も

一度、自家製酵母のスコーンを買って食べてみようと思います。



2010年6月16日(水)23:14 | トラックバック(0) | コメント(2) | おうちパン研究 | 管理


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